はな・はな くらぶ
◎6月科学実験教室無事終了です~参加された保護者の皆さまへ。
保護者の皆さま~千加子先生からのメッセージです(^^)
昨日は、はなはな科学実験教室に参加してくださってありがとうございました。
昨日は、空気を使った実験や大気圧の実験を体験してもらいました。
①自分の周りには空気があることを、コップに空気を閉じ込めて、水槽を使ってみてもらいました。
②空気には重さがあることを感じてもらうために、90cmの巨大風船を背中で受け止めてもらいました。
③逆さコップ実験5種類(画用紙、ティッシュペーパー、ガーゼ、裏ごし網、ゴム板に4kgのおもりをぶら下げたもの)を見てもらいました。
(コップに様々なものでフタをし、逆さまにしても、水がこぼれないものです。水の表面張力と大気圧の力でフタが支えられています。)
④下敷きに吸盤をつけたもので机を持ち上げました。
(地表では、およそ1平方センチメートルに1kgの力がかかっているので、下敷きは机からはなれることができません。)
⑤穴が開いたペットボトルも、フタをしておけば、空気の流れがないため、水が漏れません。ふたを開けて、空気を入れてやると、水がこぼれます。
⑥ 水が入ったポリ袋に鉛筆を刺しても、水がこぼれません。
(穴の部分のポリエチレンが縮んで鉛筆にぴったりくっつくので、鉛筆が栓となります。)
⑦ポリ袋に水、氷、炭酸水を入れたものを火あぶりにしました。水の袋のみが溶けません。
(氷、炭酸水の袋には空気が入っているので、その部分のポリ袋が溶けてしまいますが、水で満たされた袋には空気がないので、ポリ袋は水で冷やされ、ポリ袋は溶けません。)
⑧真空装置にマシュマロを入れ、空気を抜いてマシュマロがふくらむ様子を観察しました。
⑨巨大空気砲にスモークを入れて渦輪を作ったり、ろうそくの火がどこまで消えるかを観察しました。
⑩段ボール空気砲で、紙コップを飛ばして、空気の力を確かめました。
持ち帰ってもらったのは、1)ペットボトル空気砲
ペットボトルを切ったものに、風船を切ったものをビニールテープでとめてあります。
遊んでいるうちに、風船が破けてしまうことがありますが、その時には、お手持ちの風船で作り直して遊んでください。ビニールテープは、3重巻きくらいが安心です。
<注意点>目や耳をねらって撃つと、ケガをしてしまうかもしれないので、絶対に人の目や耳に当たらないように気をつけてください!
2)トルネードボトル
キャップにキリやドライバー、ハサミを使って1cmの穴を開けたペットボトルをつなぎました。空気の流れを作って、竜巻のような渦を何度も作ることができます。
3)不沈子(ふちんし)
ペットボトルを握ると、浮きの中の空気が押されて縮み、浮きが沈みます。手を離すと、浮きの中の空気がふくらんで、浮きが浮かんできます。
ペットボトルの水は、あふれるくらい入れて、空気を抜いてください。
浮きの浮かび具合は、写真を参考に、浮きの中の水の量で調節してください。
お子さんが、まだ小さくて握力が弱い場合には、浮きの中の空気を少なめにすると、浮き沈みしやすくなります。
段ボール空気砲を持って帰ることができなかったけれど、欲しかったお子さんがいらっしゃいましたら、明日までにはなはなさんまでご連絡ください。
新たに作って、はなはなさんにお届けしますので、お手数ですが、取りに来ていただけると幸いです。
昨日も、お子さん達は、生き生きした様子で、目に見えない空気の存在を感じていました。
周りの現象を、科学的な目で見ることができるきっかけとなれば嬉しいです。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
来月も、お子さん達とお会いするのを楽しみにお待ちしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
井上千加子
このぐらい浮くように、浮きの重さを調節してくださいね。
